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豪医師会、B群髄膜炎菌ワクチン無料接種を要望

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TAS州で2019年初の乳幼児患者発生に

 TAS州北部で2019年初のB群髄膜炎菌感染乳児患者が発生した。そのため、同州の豪医師会(AMA)は、州政府でも連邦政府でもどちらでもいいからB群髄膜炎菌ワクチン無料接種の資金を提供するよう要望している。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 生後10か月の乳児患者は現在ロンセストン総合病院に入院しており、容体は安定しており、快復に向かっている。TAS州では2019年の髄膜炎患者は2人めであり、B群髄膜炎菌感染は初めて。

 ワクチンは1回に$120かかり、最高4回必要になる場合がある。2018年10月、SA州が初めてワクチンの無料提供を発表しており、TAS州のAMAは、「州政府も連邦政府も誰が負担するかもめていないでさっさと双方で金を出すべきだ。髄膜炎菌患者はごく少数だがこの病気にかかると生き延びても25%の確率で手足を失い、一生障害や脳損傷に悩むことになる厳しい病気だ」と述べている。

 5月18日の選挙ではバス選挙区で再選を果たしたいロス・ハート労働党候補が労働党に向けてB群髄膜炎菌ワクチン無料接種の政府負担の考えを支持するよう求めており、「直ちに予防接種の資金が必要だ。資金不足のために子供1人が髄膜炎にかかるというのは1人でも多すぎることだ。このB群髄膜炎菌に注目し、その予防のために公的な資金を必要としていることをよく考えてもらいたい」と述べている。

 2018年にホバートでティーンネージャが一人亡くなっており、サイモン・クーパー検視官が、「TAS州政府は21歳未満の若年者にB群髄膜炎菌ワクチンを無料提供すべきだ」と呼びかけている。
■ソース
AMA calls for free meningococcal B vaccine after baby becomes first 2019 Tasmanian case

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