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ラッシュ・アワー時のオパール料金改定問題浮上

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乗車率をオフピーク時に分散し、混雑緩和狙い

 NSW州の独立価格規制審判所(IPART)は、今後4年間の公共交通機関オパール・チケットの価格大幅見直しを検討している。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。

 この見直しはラッシュ・アワー時の料金を引き上げ、乗車率をオフピークに移すことで輸送効率を引き上げ、混雑率を緩和することが目的になっている。

 乗車率ピークは朝のラッシュ・アワー時にはシドニー都心部に向かう列車、夕方には都心部から離れる列車に集中している。そのため、IPARTでは、ピーク料金をその2つの場合にのみ適用することも検討している。

 その他の案として、特に乗客の混雑が激しいタウンホール、ウィニャード、セントラルなどの駅で混雑が起きる時間帯のみにピーク料金を適用するという考えがある。

 現在、シドニー鉄道の料金は週日の午前7時から9時までと午後4時から6時30分までのピーク料金に比べ、オフピーク料金は30%引きになっている。その他にも、IPARTでは、オフピーク料金をバス、フェリー、ライトレールにも適用することも考えている。

 さらにIPARTでは、工事中のライトレールや5月から営業を開始するメトロの料金と他の交通機関の料金の兼ね合いも検討している。

 労働党のジョディ・マッケイ影の運輸相は、メトロ、ライトレールの料金差別化は保守連合政権が将来的に民営化を視野に入れた価格設定になるのではないかとして、「なぜ今料金を検討しなければならないのかという疑惑さえある」と語っている。

 これに対して、アンドリュー・コンスタンス運輸相は、「IPARTは料金に関して政府に答申することができるが最終的な決定権は政府にある。メトロやライトレールの料金はバス料金などに準じた水準を維持するつもりだ」と語っている。
■ソース
Changes to Opal fares for peak periods in regulator’s sights

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