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WA州でインフルエンザ患者急増

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医療専門家、オーストラリア全土に警報

 WA州では今年4月のインフルエンザ発生率が昨年同月に比べ3倍に跳ね上がっており、医療専門家は今年のインフルエンザ・シーズンはかなり厳しいものになると警報を発している。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 また、WA州では公式のインフルエンザ・シーズンより早く記録的なインフルエンザ患者が発生している。その理由として専門家は昨年の発生率が低かったことに求めている。そのため、州政府は州民に予防接種を受けるよう呼びかけている。

 4月の州内では500人近い患者が出ており、これは2018年4月に比べると3倍を超えている。

 伝染病対策部のポール・エフラー主任医学顧問は公式シーズンより前にこれほどの患者が出たのは初めてだと語っている。

 また、この初期の発生率の高さがそのまま今年がインフルエンザの当たり年ということにはならないが準備をしておく必要があると語っている。

 また、WA州のこのインフルエンザ発生の激しさは他の州でも同じであり、専門家はオーストラリア全土でインフルエンザ大流行の可能性を警告している。

 エフラー医師は、「予防接種が必要であり、今年は十分なワクチン備蓄をしておかなければならない。昨年は50万回分強だったが、今年は60万回分を用意している」と語っている。

 また、昨年のインフルエンザ・シーズンには患者の11%が5歳未満の乳幼児、またそのうち27%が病院に入院している。

 無料ワクチンは妊娠女性、65歳以上の高齢者、アボリジニで、また7月から10月にかけてのシーズンに免疫効果を最大にするため、6月中に予防接種を受けるよう呼びかけている。
■ソース
Flu cases spike in WA as experts warn Australia is on track for killer season

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