医療関係者は市民に予防接種を呼びかけ
2019年、QLD州だけでもすでに1万人強がインフルエンザにかかっており、25人が死亡している。
ABC放送(電子版)が伝えた。
QLD州保健局の発表によれば、2018年の同州のインフルエンザ死者総数は43人であり、今年はすでに昨年1年間の半数を超えていることになる。
また、医師らには、今年のインフルエンザ死者は4,000人を超えるのではないかと想定する者もいる。
そのため、州保健局主席医務官、ジャネット・ヤング医師は、州民になるべく早く予防接種を受けるよう呼びかけ、「インフルエンザは深刻なウイルス性の疾患であり、普通のカゼとは違うものだし、統計の数字を見れば併発症の恐ろしさも理解できる」と述べている。
さらに、「インフルエンザを防ぐには予防接種がベストだ」と語っている。
特にインフルエンザが重篤になりやすい6ヶ月から5歳までの幼児、妊婦、アボリジニ、トーレス海峡諸島人、65歳以上の高齢者はGPなどで無料で予防接種が受けられる。
2019年には全国ですでに4万人程度の患者が発生しており、QLD州では10,500人程度、そのうち848人が入院している。
インフルエンザ流行は病院にも影響しており、保健当局は、「緊急に治療を受けなければならない場合を除き、病院の救急病棟には行かないよう」呼びかけている。
■ソース
Flu kills 25 Queenslanders prompting warning to vaccinate