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スコット・モリソン首相、新内閣にその権威刻印

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成績不良の前閣僚容赦なく降格

 5月26日、スコット・モリソン再選連邦首相は新内閣人事を発表した。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 モリソン保守連合政権は、選挙前には劣勢を伝えられながらも結果的には議席を増やして単独多数派内閣を樹立することができた。また、新内閣はモリソン連邦首相の権威を示す断固とした人事がうかがえる。

 アーサー・シノディノス上院議員が次期駐米大使に、ミッチ・ファイフィールドが次期国連大使に推薦されている。

 また、閣内大臣はほとんどがそのまま残っているが、とかく問題を起し、選挙戦前には完全にメディアから遠ざけられていたメリッサ・プライス環境エネルギー相が閣内大臣から閣外の防衛調達担当に降格され、環境エネルギー相にはスッサン・レイが就任している。

 政界引退のクリストファー・パインの後継者としてリンダ・レイノルズが国防相に就任。スチュアート・ロバートが内閣官房長官に就任し、全国障害者保険制度(NDIS)を監督する。

 国民党のブリジット・マッケンジー上院議員は女性初の農相に就任する。前農相のデビッド・リトルプラウドは災害緊急管理担当大臣に異動した。

 WA州のヤマジ=ウォンギ=ヌーンガ出身のケン・ワイアットが先住民族議員として初めて先住民族問題相に就任する。ワイアットはこれまで先住民族保健担当大臣を務めていた。

 また、オーストラリアの温室化ガス排出削減政策が環境相からエネルギー相の管掌に移された。

 ジョッシュ・フライデンバーグ、マリス・ペイン、マシアス・コーマン、グレッグ・ハント、ダン・ティーアンらは留任する。
■ソース
Scott Morrison unveils new ministry as Coalition prepares for majority government

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