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ダットン内務相、ペズロ事務次官に勧告

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連邦諸派上院議員に不適切な電話

 マイク・ペズロ内務省事務次官が、レックス・パトリック連邦上院議員の発言に関して同議員に直接電話したことに関して、ピーター・ダットン連邦内務相がペズロ事務次官に勧告したことが報じられている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 先週、連邦警察(AFP)が、ニューズ・コープの女性ジャーナリストのキャンベラの自宅に捜索令状を執行し、その翌日にはABC放送シドニー局でも捜索令状を執行した。これに対して、パトリック議員がプレス・リリースを発表し、「ペズロ氏とダットン内務相はメディアの精査を嫌っている」と述べていた。

 これに対してペズロ氏がパトリック議員に直接電話し、「発言内容の誤りを指摘」したが、パトリック議員はこれを「威嚇の電話」と受け取り、公表した。省高官が議員に直接電話したことについてスコット・モリソン連邦首相も「憂慮するべき行動」と語っている。

 さらに、ダットン内務相も、「省高官が議員に直接電話することはたとえ事実関係の訂正であろうと不適切な行為」と語っている。

 その後、モリソン首相は、「内務相が事務次官と話し、勧告した」と発表している。

 電話を受けたパトリック議員がABC放送の取材に対して、「省職員がそのような電話をしてくるというのは内務省や事務次官に対する批判を黙らせようとする威嚇以外に考えられない」と語っている。

 ペズロ氏は、「威嚇」を否定し、パトリック議員に中傷と取られかねないコメントを反省してもらおうとしただけ」と答えているが、「モリソン首相の憂慮発言をどう思うか?」との質問には答えなかった。

 ダットン氏は、パトリック議員の批判に不快感を表明しながらも、省職員が議員に直接連絡することは不適切とペズロ氏に注意したと語っている。

 アンソニー・アルバネージ労働党党首は、「ペズロ氏とは良好な関係にあるが、議会におけるペズロ氏の役目は上院議員の役目とは異なる。パトリック議員は上院予算委員会のメンバーとしてペズロ氏やその他の官僚を追及する責任がある」と語っている。

 緑の党のジョーダン・スティール=ジョン上院議員も、「通信の暗号問題法制化審議でペズロ事務次官を厳しく批判する発言をしたところ、当のペズロ氏から文書で連絡を受けたことがある」と証言している。ペズロ事務次官は、「上院議員の人格判断に関して懸念を感じたため、スコット・ライアン上院議長に宛てて書簡をしたためたことがある」とされている。
■ソース
Home Affairs Minister Peter Dutton counsels Mike Pezzullo over intimidating phone call allegation

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