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NSW州公共交通機関週運賃上限制度改定

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通勤者、地方高齢者に交通費節減の福音

 7月1日より、NSW州の通勤者の週運賃上限制度と州内都市圏外在住の高齢者には同日内の公共交通機関運賃上限がシドニー首都圏並みになり、交通費節減に役立てられる。

 また、このための経費が今後4年間で州財政に1億6,000万ドルの負担増となる。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。

 3月選挙前に保守連合が公約していた公共交通料金抑制策で、オパール・カードを使った成人の通勤の場合、週最高額が$63.20から$50に引き下げられ、カレンダー週内にこれ以上公共交通機関を利用しても運賃総額は$50に留まる。また、小児、若年、割引カードの場合、$31.60から$25に引き下げられる。

 生活費上昇が主要な政治問題になっている現在、グラディス・ベレジクリアン保守連合州政権は、ゴールド・オパール・カードでの現在同日内に公共交通機関をいくら利用しても$2.50という上限額を今後4年間は据え置くとしている。

 6月18日に発表された予算白書には、60歳以上のゴールド・オパール・カード所持者の運賃凍結で財政にどれほどの負担になるのかは明らかにされていない。

 しかし、シドニー・モーニング・ヘラルド紙が先週に報道したところによれば2018年には58億ドルだった負担額が2028年には96億ドルになると推算されている。

 また、通勤者などの週運賃の上限引き下げで今後4年間に7,000万ドルの負担増になり、この措置が適用される通勤者は55,000人程度で年間$686の交通費節減になる者もいる。

 また、大都市圏外居住の年金生活者の輸送カードは自動車燃料、タクシー、鉄道切符などに年間$250の補助が出ることになり、2年間続けられる。

 間もなくすれば、オパール・カードの代わりにクレジット・カード、デビット・カード、携帯電話などが使えるようになるが、週に8回以上の利用後は半額になる制度やフェリー、鉄道、バスの間の乗り換えで合計運賃から$2差し引かれるなどの特典はオパール・カード使用の場合に限られる。
■ソース
Public transport savings for commuters and seniors as cut to weekly Opal fare cap kicks in

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