QLD州北部で行われる豪加新英米日共同演習に
2週間前には中東での任務を終えて帰港途中の中国軍艦3隻がシドニー湾のガーデン・アイランドにある豪海軍基地を表敬訪問した。
6月18日にはQLD州北部で行われる英系5か国に日本を加えた6か国の演習に向かう途上の米強襲揚陸艦「ワスプ」がガーデン・アイランドに停泊、豪海軍基地カタバルを表敬訪問した。
シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。
同艦は、QLD州北部の海岸を使って2年に一度実施される豪米軍事演習「タリスマン・セーバー」に参加する途中、シドニーの海軍基地に立ち寄った。
同艦はガーデン・アイランドへの接岸に手間取ったが、ジム・マクガバン艦長は、「当艦のシドニー寄港は初めてであり、安全な接岸を確認したかった」と語っている。
強襲揚陸艦ワスプは1000人の水兵と1500人の海兵隊員を載せ、2日間シドニーに停泊した後、QLD州海域に向かう。今年は豪米海軍の他、カナダ、ニュージーランド、イギリスのファイブ・アイズと呼ばれる英系5か国に加えて日本の海上自衛隊も参加する。
ワスプは、F-35統合打撃戦闘機の他、ヘリコプター、ティルトローター機のオスプレイなどを搭載し、第11揚陸隊の核になる戦力であり、さらに、上陸用舟艇、車両、600床の病院、手術室4室、集中治療室なども備えている。
マクガバン艦長は、同艦を米海軍で唯一インド太平洋地域に恒久前方配備されている揚陸グループと海兵隊進攻部隊だと語っており、「演習は軍事力の象徴であり、同盟国が一致協力して活動することを世界に知らせる信号を発している」と語っている。
■ソース
US Navy warship sails into a spot of trouble at Sydney’s Garden Island