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木曜日からシドニーにも本格的寒波の訪れ

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海岸近くでも朝の冷え込み、内陸は霜も

 このところ季節外れの暖かい日々が続いていたが、6月20日の木曜日から冬らしい寒波が訪れるとの気象庁(BoM)の予報が出ている。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。

 今年の6月は例年平均気温を5度程度上回る日が続き、記録的な暖かい6月になっていた。しかし、20日からはシドニー都心に近く地域でも朝は冷え込み、シドニー地域西部では霜の降りるところもある。

 BoMのロブ・タガート予報官は、「6月22日の冬至を前に本格的な冬の気象になる。20日の最高気温は摂氏17度、最低気温は摂氏8度、さらに21日には最低気温が摂氏7度、最高気温が摂氏16度程度になる。これが例年6月の平均気温だが、秋から冬にかけて暖かい日が続いていたため、ことさら寒く感じられることになる」と語っている。

 また、「シドニー都市圏西部のペンリスなどでは、6月例年最低気温は摂氏7度だが、20日から22日にかけては摂氏1度から3度程度を予想している。オーストラリア南部に高気圧が居座っており、微風の晴天が続くが同時に寒気をもたらす。これがシドニー都市圏西部では霜の降りる気温になるが、シドニー市域近くでは摂氏20.4度という海水の温度によってやわらげられることになる。実際、海岸付近では朝もそれほど冷え込むことはない」と語っている。

 また、雨の予報が出ているが、降るのは海岸部に限られており、山間部にあるシドニーの集水域には降らない。そのため、あいにくながら現在の渇水も緩和されることがない。海岸に近い集水域でも降水量は2,3mm程度でダムを潤すほどにはならない。
■ソース
Sydney faces frosty mornings as the winter chill kicks in

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