VIC州とNSW州南部でコールズ、Lactalis Australiaなど
オーストラリア・ニュージーランド食品基準局(FSANZ)は、VIC州とNSW州南部のスーパーマーケットなどで販売されている有名ブランド牛乳から大腸菌が検出されたため、大々的に大腸菌汚染のおそれありとするリコール措置が行われたことを明らかにした。
同地域では先日も牛乳瓶詰め工場の瓶詰めラインで洗浄剤が混入した可能性があるとして数種類のブランドの1リットル瓶がリコール対象になったばかり。
シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。
今回、リコール措置を届け出たのはコールズ・スーパーマーケット・チェーンとLactalis Australia Pty Ltdで、対象になっているのは1リットルと2リットルの瓶詰め牛乳で、use-by dateが7月2日となっている。コールズ・ブランドはVIC州内、NSW州のデニリキン・ノース、トカムウォル、オルベリー、オルベリー・ノースのコールズ・エキスプレスで販売された商品。
次の商品はVIC州内、NSW州のマレー、リベリナ、西部地区のコールズ、ウールワース、IGA、非系列小売店などで販売されている7-Eleven Lite Milk 2リットル、Gippy Full Cream Milk 2リットル、Gippy Lite Milk 2リットル、Maxi Foods Lite Milk 2リットル、Pauls Professional Cafe Crema Milk 2リットル、Pauls Smarter White 2% Fat Milk 2リットル、Rev Low Fat Milk 2リットル、Rev Low Fat Milk 1リットル・カートン。
該当する商品を購入した消費者は、直ちに購入店に持参し、返金を受けることという指示が出ている。
FSANZでは、「大腸菌汚染牛乳は色も匂いも味も良品とまったく違いがない。これまでに大腸菌汚染牛乳による発病などはいっさい報告されておらず、製品の定期検査で汚染が検出された」と発表している。
大腸菌(E. coli)汚染による症状としては下痢、尿路感染、呼吸器疾患、肺炎その他の疾患がある。
■ソース
Popular milk brands recalled after E. coli contamination