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「クライストチャーチの事件後もヒューマニティを信じる」

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アーダーンNZ首相がメルボルンでの教育イベントで

 メルボルンで開かれているオーストラリア・ニュージーランド(NZ)公立学校会主催の教育問題イベントでニュージーランドのジャシンダ・アーダーン首相が、「クライストチャーチでの銃撃事件の後もヒューマニティを信じている」と発言した。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 2019年3月、クライストチャーチの2箇所のモスクに極右白人が自動小銃を乱射、51人を殺害、40人を超える負傷者を出した事件に触れ、「事件後、ムスリム・コミュニティの人々が示した愛情と共感には深く心を打たれた。もっとも暗い闇の中でヒューマニティを見た」と語っている。

 また、「どこでも国民の間で政府に対する不信感が高まっており、世界の指導者がこのような不信感に直面し、「古いイデオロギーが息を吹き返している。おそらくはノスタルジアではあるのだろうが、今の世の中は昔のように安定安全ではなくなっていると感じている。世界中の国民が、政府は自分達の利害に耳を傾けてくれない、あるいは最悪の場合、自分達の利害に反するようなことをしていると感じるようになっている。やかましく騒ぎ立てる者や衝撃を与える者の発言だけが取り上げられるショック政治を取り巻く環境が出来上がっている」と語っている。

 これはアメリカの政治状況を婉曲に示唆したものと見られており、アーダーン首相は、これに対して希望を柱とする政治を選んだ。他の国の指導者も、雇用と生計の糧をもたらす国際法と国際貿易を優先してもらいたい。不安をかきたて、責め合う政治はあまりにも安直だ。私達はもっとちゃんとやれるはずだ」と語っている。
■ソース
New Zealand Prime Minister Jacinda Ardern says she has faith in humanity despite Christchurch attacks

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