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シドニーの新トラム線の試験運転でニアミス続発

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州政府、警察が市民に交通法規遵守を呼びかけ

 新トラム線はセントラル駅を中心に北はサーキュラ・キー、南はランドウィックへの路線が試験運転中だが、信号を無視して線路に入り込もうとする車や自転車とのニアミスが続発しており、州政府、警察は、「運転に集中し、交通法規を守り、周囲に注意を配る」よう市民に呼びかけなければならな区鳴っている。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。

 7月30日、NSW州政府が数々のニアミス・ケースを集めたビデオを編集して発表しており、中にはランドウィック地区でトラムの線路と駅を走り抜ける乗用車の姿も捉えられている。

 アンドリュー・コンスタンス運輸相は、「セントラルからサーキュラー・キーまでの線路が完成し、車両がサーキュラ・キーまで走行したのに続き、今後はタウン・ホールからサーキュラ・キーまで夜間の試験運転、さらに昼間の試験運転が始まる。市内の歩行者は交差点を携帯電話を見ながら渡ることはしないでもらいたい。道路利用者には、ライト・レールの周辺では各自が常に注意を怠らないことと自分の責任を守ることをお願いしたい」と語っている。

 トラムは、ジョージ・ストリートに設けられた1kmの歩行者ゾーンを時速20kmで走るが、路線が営業を開始すれば、都心部では双方向に4分ごとに走ることになる。

 新トラムの列車は全長が67mあり、トラムとしては世界最長になる。また、乗客定員は450人で市バス9台分の輸送能力を持つ。

 NSW州警察のマイケル・コーボイ副長官も運輸相と同じように市民に交通法規を守り、周囲をよく注意して走行するよう」呼びかけている。

 ライトレースの新区間、ランドウィックからサーキュラ・キーまでの営業開始は2019年12月の第一週に予定されている。さらにキングスフォードまでの支線は2020年3月開業が見込まれている。
■ソース
Near misses spark warning as Sydney’s new trams reach Circular Quay

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