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「NZ首相の口に靴下を詰め込んでやれ」とジョーンズ

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モリソン首相への下品なアドバイスにタンブルが非難

 太平洋の島国、ツバルで開かれている太平洋島嶼フォーラムに出席しているスコット・モリソン豪首相は、太平洋島嶼国各国が要求している気候温暖化対策に対して冷たい反応をしており、対照的にジャシンダ・アーダーンNZ首相は島嶼国諸国に同情的な態度を取っている。

 毒舌で人気を得ている保守派ラジオ・パーソナリティ、アラン・ジョーンズ氏が、モリソン首相に、「アーダーン首相の口に靴下を詰め込んでやれ」とアドバイスしており、マルコム・タンブル前豪首相が、ジョーンズ氏に「最新の女性差別雑言を謝罪すべき」と要求した。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。

 また、ジョーンズ氏は、2GBの自分の番組でアーダーン首相を、「軽量級の政治家にして道化師」と呼んでいる。

 このジョーンズ氏の品の良くない発言は、アーダーン首相が、「オーストラリアは太平洋島嶼諸国に対して答える義務がある」と発言したことが気に入らなかったことにある。

 8月14日、モリソン首相は、フォーラムで世界的に石炭依存から脱することを呼びかける18か国声明に署名するよう求められたが、モリソン保守連合政権は、「オーストラリアにとって石炭火力発電から脱却するべきという文言はそれだけで赤信号が灯ること」として、共同声明の文言をやわらげるよう裏側で説得に努めていた。

 フィジーのフランク・バイニマラマ首相がツイッターで、「居心地のよいスタジオに座って、誰かの口に靴下を詰め込んでやれと発言するのは簡単なことだろうが、気候変動のために家を捨てていかなければならない太平洋島嶼国の住民にはそんな贅沢は許されない。ジョーンズ氏は同じことを、助けを求めているツバルの子供に言ってみればいい」と書いている。

 タンブル氏は、バイニマラマ首相に賛意を示し、「ジョーンズ氏はその最新の女性差別の雑言について謝罪すべきだ。気候変動は一部の者には政治問題かも知れないが、太平洋の住民にとっては死活問題だ」とジョーンズ氏を批判している。
■ソース
Alan Jones tells Scott Morrison to ‘shove a sock down throat’ of Jacinda Ardern
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