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NSW州の半数以上の事業所が技能労働者不足

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技能訓練と事業所の技能需要に大きな食い違い

 2019年労働力技能調査に回答した1259箇所の事業所のうち、55.4%で技能労働者不足を経験していた。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。

 また、NSW州ビジネス会議所のスティーブン・カートライトCEOは、2019年と2017年の技能労働者不足の事業所数を比較すると、2019年の方が改善されているが、求人広告総数では2017年の54,000件に対して82,000件と広告件数は増えている、と語っている。

 同氏はさらに、「経済が現在将来の経済活動を維持するために必要な技能を十分に供給できるよう次世代の労働者の訓練をしなければならない」と述べている。

 また、「若年人口が習得する技能と事業所が要求する技能との食い違いをなくすためには、学校が生徒に対して、就学期もその後にも幅広い技能と就職の選択肢について教え、卒業してからも役立つような職業経験を与えなければならない。これまでのやり方では効果がない。一方には高率の若年失業者人口があり、一方には技能労働力不足がある。これをなんとかしなければならない」と語っている。

 今回の調査から、技能労働力不足の大きな理由として、技能と経験を適切に備えた労働力を見つけることが難しく、過去1年間に技能労働力不足があったと答えたのは43%にもんぼっている。また、70%近くが、過去1年間に24歳以下の労働者を雇ったことがあると答えており、半数以上が、見習い生は職場で働く訓練が不足していると答えている。

 NSW州ビジネス・チェンバーは、8月26日に調査結果を発表し、NSW州内の学校の見習い生人口を倍増してもらいたいと語っている。
■ソース
Skills shortage reported by more than half of NSW businesses

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