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QLD州海岸部80箇所でブッシュファイア燃え盛る

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パラシェイ州首相、スイスから急遽帰国

 オーストラリア大陸東部はまだ春先というのにすでにQLD、NSW両州の各所でブッシュファイアが起きており、旱魃の影響の大きさを如実に感じさせている。

 このブッシュファイア大発生の緊急事態の陣頭指揮を取るため、アナスタシア・パラシェイQLD州首相は、ヨーロッパ外遊を切り上げ、スイスから帰国の途についた。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 サンシャイン・コーストでは9月9日にペレジアン・ビーチで民家1戸が全焼、数戸が半焼したが、10日になっても依然燃え続けており、また、ゴールド・コーストの後背地も今週後半には再び火勢が強くなるのではないかと警戒されている。

 ペレジアン・ビーチのブッシュファイアでは、ソーシャル・メディアに犯行をほのめかすメッセージが現れており、警察では14歳と15歳の4人を取り調べている。

 一方、10日には消防署員がゴールド・コーストの後背地にあるリゾート、ビンナ・ブラ・ロッジの被災調査のために現場に入った。先週末に被災したこのロッジのスティーブ・ノークス会長も現場に同行しており、「新しい建物は耐火性もいいが、初代ロッジはまったく無防備だった。初代ロッジは文化遺産指定されていたが、火の勢いが強すぎた」と語っている。

 ノークス氏は、「山肌を吹き上げる風に乗って、火は2つの方向からリゾート敷地を襲った。かなり猛烈な火勢だったのだろう」と語っている。

 パラシェイ州首相は、2032年オリンピックに名乗りを挙げる計画でIOCと協議するため、9月7日、スタンソープやゴールド・コースト後背地でブッシュファイアが盛り上がった後でスイスに向けて出発したため野党民主国民党から追及されていた。

 パラシェイ氏は9月14日に帰国する予定になっていが、現在は、10日に協議を済ませた後で帰国する計画になっている。
■ソース
Queensland bushfire threat prompts Premier to return home early from Switzerland

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