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ベレジクリアン州首相、リーダーシップ騒動乗り切る

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妊娠中絶合法化反対の保守派議員、反乱中止

 妊娠中絶合法化法案をめぐって、与党自由党内から法案に反対する保守派議員3人がグラディス・ベレジクリアン州首相の運営を不満として州首相のリーダーシップへの挑戦を計画していた。

 しかし、9月17日付メディアは3人が挑戦を中止したと伝えている。

 タニア・デイビーズ、マシュー・メーソン=コックス、ルー・アマトの3議員は同日早朝に2件目の声明を発表した。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。

 声明文書は、「16日夜の私達の声明に対し、妊娠中絶法案修正案に関する譲歩がさらに行われるとの確約を得たため、州首相に電話し、17日に行われる州議会上院での審議まで交渉を続けることに同意し、リーダーシップ争いを中止する」と述べている。

 ベレジクリアン州首相は取材陣の質問に対して、「数で決まること」と答えており、法案反対議員はリーダーシップ争いを起こすより無所属議員に加わる見込みの方が高まっている。

 ガレス・ウォード家族社会福祉相は、「3人は傲慢な少数派。特定の政策で自分達の思い通りにならないといって議会全体を牛耳ろうとしているというのが現実だ」と評している。

 3議員は、妊娠中絶合法化法案に修正案を盛り込むことを要求したが、政府に蹴られたため、9月16日夜にリーダーシップ挑戦の声明を配布しており、自由党幹部も、「3人の意図を知ったのは16日夜に電子メールで声明を受け取った時だ」と語り、「3人の挑戦を支持する与党議員は少ないだろうし、ベレジクリアン州政権を弱体化し、法案成立に向けて動いている議員や閣僚に対して怒りをぶちまけているだけだ」と評している。

 一方、ベレジクリアンNSW州政権の法案通過数が極端に落ちていることに危機感を表明する閣僚もいる。
■ソース
Gladys Berejiklian to remain Premier as rebel MPs call off leadership spill

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