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気候温暖化対策要求の世界一斉抗議イベント

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オーストラリア国内でも主催者発表で30万人参加

 9月20日、世界各国の団体・個人が参加する気候温暖化対策要求抗議イベントが実行され、オーストラリアでも主要8都市の他、地方都市など104箇所で開かれた。

 このイベントの中心には授業放棄で参加した高校生多数がおり、スコット・モリソン連邦首相は、「生徒は授業に専念すべし」と語ったが、以前の気候温暖化対策要求イベントの時と同じく、教師や保護者が付き添う高校生グループも見られた。

 また、国内で2,500の事業所もイベントに賛成の登録をしており、休業して労働者のイベント参加を奨励したところもあると伝えられている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 この日のイベントには国内主催者発表で合計30万人、控えめな数字では18万人が参加しており、イラク戦争参戦反対運動以来の大規模な動員になった。

 今回のイベントはスエーデンの16歳のグレタ・トゥンベリさんの呼びかけが世界的な共感を呼び、拡大してきたもので、時差の進行に合わせて順次世界150か国の都市などで開かれる。この3日後にはニューヨークで国連の気候変動サミットが開かれる。

 オーストラリアのイベントは、連邦政府に対して、「新規化石燃料プロジェクト停止。2030年までに100%再生可能エネルギー発電とその輸出に切り替える。化石燃料産業とそれに依存する労働者、地域社会に連邦の産業移行・雇用創出資金援助」などを要求した。

 連邦政府は、生徒に気候変動問題を伝えてきた教師を偏向、教室に政治を持ち込んだと非難し、また、デモに出れば試験の結果に響くとの威嚇も行っている。

 高校生参加者の一人は、「活動が教育であり、ここが自分達の教室。ただし、自分達はここでは生徒ではない。自分達は教師であり、政府や社会が自分達の声を聞き届けるまで終わらない」と語り、拍手を受けている。
■ソース
Global climate strike sees ‘hundreds of thousands’ of Australians rally across the country

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