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メルボルンの2箇所で今シーズンまたイチゴの中から針

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昨シーズン、遺恨や模倣犯の犯行で農家大被害

 9月23日付ABC放送(電子版)は、メルボルン市北部地区の2箇所でイチゴの中に針が仕掛けられていたと報道している。

 VIC州警察の発表によると、22日夜、女性が家族と30歳の誕生日を祝い、イチゴの載ったケーキを食べていたところ、針のような金属を噛んだため、食べるのをやめ、翌日、警察に通報している。

 女性の母親、ロレル・ウィルソンさんがABC放送に語ったところによると、女性は針を呑み込まなかったが、痛みが続くため、オースチン病院に運ばれてX線検査を受けた。ロレルさんは、「娘が針を呑み込んだかも知れないと心配したが、X線検査で胃から何も見つからなかった。ただし、病院では何か金属以外の異物を呑み込んだのではないかと懸念している」と語っている。

 また、女性は、「問題のイチゴはエルサムのコールズで購入し、友人がチョコレートをからめ、ケーキに載せた」と語っている。

 警察では、「メルボルン市北部地区でイチゴから針が見つかったのは今回で2回目だ。8月25日にフェアフィールド地区のスーパーマーケットで購入されたイチゴから針が見つかっており、9月10日に届け出があった。現在、バニュール犯罪捜査班の捜査員が2つの事件を捜査している」と発表している。

 2018年の同様の事件では何か月もかけて100件を超える被害が出されており、全国のイチゴ農家が大打撃を受けた。その事件を受けて、食品汚染を犯罪とする法制の罰則が大きく引き上げられ、最高10年の懲役刑が適用される。

 女性は23日も未だ腹痛を訴えており、家族は、「症状が続くようなら再び救急病棟に行くことになる」と語っている。

 一方、コールズ・スーパーマーケットや生産農家団体のベリーズ・オーストラリアでは調査を進めながら、さらに情報を待っている。
■ソース
Police investigate reports of needles found in strawberries in Melbourne

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