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モリソン首相、「ネガティブ・グローバリズム」に警告

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政府の行政政策で国際機関の監視の排斥強調

 10月3日、ロウイー・インスティチュートにおいて、スコット・モリソン連邦首相は、孤立主義を否定したが、同時に「説明責任のない国際官僚主義」と国民の意思が対立する場合には政府は国民の意思を選ぶと語った。

 モリソン首相は、オーストラリアが気候変動や国境問題で国際連合など国際機関の批判を浴びる傾向が高まっている現在、国際機関の批判を「ネガティブ・グローバリズム」と呼んで排斥することを強調している。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)が伝えた。

 国際貿易協議に関するモリソン首相の発言は中国政府から反論が出されたが、10月3日には、「オーストラリアは国際友好の相手としてアメリカと中国のどちらかをえらばなければならないということはない」とも語っている。

 また、オーストラリアの同盟関係に関する基調声明で、先週のアメリカ、日本、インド、オーストラリアの4か国会議を地域協力関係の重要な進展と称賛した。

 また、来年早くには日本とインドを訪問する予定であることも明らかにしており、豪中関係が厳しい状況を背景に、長年四か国フォーラムに異議を唱えている中国との外交問題を抱えている日印両国との関係を強化する意思を示している。

 また、先週国連での気候変動サミットの日程の間に、ドナルド・トランプ米大統領が国連総会で「グローバリストに未来はない。未来は愛国者のものだ」と演説したことに続いて、モリソン首相も同じ考えであることを示したといえる。

 モリソン首相は、孤立主義も保護主義も否定し、国際的な問題については、「ポジティブで現実的なグローバリズム」で責任あるアプローチを選ぶと語った。
■ソース
Morrison warns against ‘negative globalism’ in foreign policy speech

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