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シドニー鉄道、カーリングフォード線来年で廃止に

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代替に新パラマッタ・ライト・レールの建設開始

 NSW州営鉄道のシドニー鉄道は、T6のパラマッタ・ロード駅から終点のカーリングフォード駅までが2020年1月5日をもって廃線になる。

 公共交通機関を管理するトランスポートNSWは、T6が乗客を運んでいた区間は将来的にウェストミード駅からパラマッタ都心部経由でカーリングフォード駅までのライト・レールが運行することになるが、ライト・レール線建設期間中は新バス・ルートを創設して乗客輸送を行うことになっている。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)が伝えた。

 シドニー市バス535番線は、2020年1月5日より、カーリングフォード、テロピー、ダンダス、ライダルミア、カメリア/ローズヒル、パラマッタCBDの経路を走ることになっている。

 クライド駅まで行く場合にはパラマッタでヘビー・レールに乗り換えなければならない。

 トランスポートNSWによると、T6カーリングフォード線はシドニーのヘビー・レール営業線の中ではもっとも利用者が少なく、現在でも1時間に2本を運行させている程度で、パラマッタ・ライト・レール計画が発表された時から同線を廃線にする計画ができていた。

 新ライトレールの建設経費は24億ドルが計上されており、2019年遅くから始まる。また、ウェストミード、パラマッタ都心部、カーリングフォード間の最初に完成する区間は2023年から営業を開始することになっている。

 ライト・レールの全線が開通すれば、同じ地域を結び、週日の午前7時から午後7時まで7分30秒ごとにトラムを運行する予定になっている。

 しかし、州野党労働党のジョディ・マッケイ党首は、「NSW州政府はT6線の2020年1月の廃止を州民から隠し続け、トランスポートNSWに発表させる責任逃れをしている。グラディス・ベレジクリアン自由党政府は、パラマッタ・ライト・レール計画を恥じているのだろう」と語っている。

 ライダルミアからメルローズ・パーク、ウェントワース・ポイントを経由し、オリンピック・パークまでを結ぶライト・レール計画を担当していたチームが突然人員を極端に減らしたことから、計画の第二段階が実施されるのかどうかを疑う声が挙がっていた。
■ソース
Sydney’s T6 train line to close in January 2020

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