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シリア軍部隊、シリア北部トルコ軍前線に移動

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元イスラム国支持オーストラリア人ら救出懇願

 シリア北部の難民キャンプにいるオーストラリア人女性やその子供らがオーストラリアへの引き取りを求めている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

アメリカ軍がシリア北部から撤退した空隙を狙ってトルコ軍がシリア北部のクルド人支配地域に攻撃を開始し、トルコ陸上部隊が同地域に侵入し始めた。そのため、クルド人を主力にするシリア民主部隊がシリア政府と同盟を結び、トルコ軍と対峙する動きが強まっている。

 一方、シリア北部にある難民キャンプでは、クルド人部隊の撤退による警備の隙を狙ってイスラム国(IS)の強力な支持者らが集団で脱走している。しかし、イスラム国メンバーの勧誘に乗ってシリアに渡ってきたものの実情を知って幻滅しているオーストラリア人女性とその子供らの措置をめぐってオーストラリアへの引き取りを要求する家族や人道団体、野党などに対して、保守連合政権は「イスラム国支持で海外に出て行った者をオーストラリアに入れない」の線で突っぱねている。

 シリアのアル・ハウル難民キャンプにはオーストラリア人女性とその子供合わせて60人ほどが収容されているが、バシャー・アルアサド大統領を支持するシリア軍の兵士はクルド人戦闘部隊員と違って人権や女性に対する態度では評価は芳しくなく、ましてこの女性達は一時期にせよイスラム国メンバーを支持していたことからシリア軍がキャンプを管理するようになった場合の報復が気づかわれている。

 ABC放送が取材した2人の女性は、「世界中が私達を憎んでいることは分かっている。しかし、私達も今は後悔している。どうか、私達をシリア政権に引き渡さないで」と懇願している。

 アサド政権はISメンバーの捕虜を処刑しており、女性や子供に対してどういう対応をするのか誰も確かなことは分からない。
■ソース
As Syrian troops move in, Australian IS captives plead ‘don’t let us fall into the hands of the regime’

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