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「小売インターネット・プロバイダーは破綻する」

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テルストラ会長、NBNを不公平な独占事業と批判

 テルストラ社株主総会で演説したジョン・マレン会長は、NBN(全国ブロードバンド・ネットワーク)社を「貴重な財源の非常に高価な無駄遣いであり、競争力のある高速ブロードバンド・ネットワークの代わりに速度の低い、国営独占事業として身動きが取れなくないものになってしまった」と語った。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 また、NBNが卸売り価格を引き下げない限り、小売プロバイダーは破綻し、ブロードバンドの企業間競争が失われていくと語り、政府事業でNBNを立ち上げず、民間企業の競争に任せておけば500億ドルの国家予算を節約することもできたと思われるが、これに関してはテルストラ社も一半の責任がある。その失敗の結果、小売業者はブロードバンドから離れ、ワイヤレス5Gなど代替テクノロジーに投資することを考えている」と述べている。

 これについて、「現在市場にある180を超えるプロバイダーにとって損失を出し続けることはできず、一部の企業がNBNのバンド幅再販から引き上げているのもそのためだ。さらに、5G固定ワイヤレスその他のテクノロジーなどに投資し、NBNを使わずに競争力のあるブロードバンドを提供しているのもそういう理由からだが、状況は悪化するばかりだ。この問題は基本的にはオーストラリアのブロードバンド価格体系は世界でももっとも高いという有様だ。このような状態が続くようならNBNのほとんどの再販業者が撤退するか破綻するかのどちらかだ」と発言した。
■ソース
Telstra chair savages NBN as unfair monopoly sending retailers broke

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