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QLD州政府、国立公園予定原生林伐採認可

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「地域の500人の雇用を保護する」と

 アナスタシア・パラシェイQLD州労働党政権は、ヌーサの北に国立公園候補地に指定されていた広大な原生林の伐採を認可した。パラシェイ政権は、ワイド・ベイ=バーネット地域で500人の雇用を守ることができるとしている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 州政府は、国立公園候補地の伐採を認める代わりにヌーサ南の2万ヘクタールの原生林の保護を約束している。

 そのため、現在、2024年に期限の切れるワイド・ベイ=バーネット地域の森林の伐採許可を2026年まで延長するだけだとしているが、認可対象になる森林の面積については明らかにしていない。

 パラシェイQLD州首相は、「閣議で同地域の雇用を持続させることを決定した。この500人の仕事はまっとうな仕事だ。硬材植林の一部は指定されている地域には適さないのだが、ではどこに適するのかということだ。国際競争力のある産業、持続性のある雇用を望むなら、その産業の位置をはっきりと見据えなければならない」と語っている。

 さらに、「この発表で、メリーバラとワイド・ベイの林業で働く500人の雇用が安定するだけでなく、林業に間接的に依存しているさらに何百人もの労働者やビジネスにとっても朗報になる」と語っている。

 また、その代わりに、ヌーサ南の州有林2万ヘクタールを2024年までに保護林に指定すると語り、「環境団体は今回の決定を危惧する必要はない。この政府の環境保護の実績を見ればいい。全国に先駆けて植生管理法を導入したのは私の政府だ。グレート・バリア・リーフ保護に関連して持続性のある港湾法制を導入したのも私の政府だし、プラスチック袋を禁止してきた。この政府は環境を改善してきた実績がある」と語っている。

 野党自由国民党(LNP)のトニー・ペレット影の林野相は、「労働党政権は500人の雇用を守るために2年間もかけていやいや今の決定にたどり着いた」と政府批判の声明を出している。
■ソース
Queensland Government allows timber industry to keep harvesting native forest, says it will save up to 500 Wide Bay-Burnett jobs

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