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旱魃被災農家・ビジネスに超低利ローン提供

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連邦政府の5億ドル旱魃被災地経済刺激政策

 大陸の広い地域で旱魃が続いている現状に対して、連邦政府は既存の農業金融制度を根本的に改革し、農家や農村地域のビジネスに向けて旱魃の間も経営を続けられるよう超低利ローン制度を提供する意向を明らかにしている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 この制度の骨子は、旱魃被災農家やビジネスに対して無利子期間付きの超低利政府ローンを提供すること。また、このローンは連邦政府の5億ドルの旱魃被災地経済刺激策の一部になること。また、旱魃被災地域のカウンシルや道路局に対しても地域雇用促進のための事業資金が用意される。

 スコット・モリソン保守連合連邦政権は、現在の地域投資公社(RIC)資金規則を根本的に改革する考えであり、RICの200万ドル・ローンも、新改定の10年返済規則に基づいて農家に提供されることになる。

 新制度ではローンを受けた農家やビジネスは最初の2年間は無利子無返済でその後の3年間は利子のみの返済、それに続く5年間にローンの返済を行うことになる。また、農家へのローンは、給餌、給水、輸送、保管などの他、農業経営の上で必要となるあらゆる経費が対象となる。また、旱魃被災地の農家の経営を支えたり、物資を納入したりするビジネスについては、農家と同様の規定で50万ドルまでのローンが受けられる。

 連邦政府は、このローンが億ドル単位の予算を必要とするようになると見積もっているが、その大部分は予算外支出となる。

 RICは2018年に低金利政府ローンを運営するために設立されており、最初の14か月で211件の旱魃救済ローンで2億以上が貸し出されており、今年度だけでも既に70件の旱魃救済ローンとして6,000万ドルが貸し出されている。
■ソース
Drought-affected farmers and businesses to be offered super-cheap loans to stay afloat

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