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NSW州首相、州各地に非常事態宣言

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州各地に大規模火災警報

 11月11日、グラディス・ベレジクリアンNSW州首相は、州各地に非常事態を宣言した。続いて州内各地に大規模火災警報が出された。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 ベレジクリアン州首相は7日間の非常事態を宣言し、シェーン・フィツシモンズ郡部消防局(RFS)長官は、「我が国未曾有の大規模なブッシュファイア発生リスクの1週間となりかねない」と発表している。

 NSW州で非常事態が宣言されるのは2013年のブルーマウンテンのブッシュファイア以来。

 11月12日にはシドニー大都市圏とハンター地域は高温強風条件に入り、大規模なブッシュファイア被災が発生する条件にあると発表している。

 また、フィツシモンズ長官がベレジクリアン州首相に書簡を送り、非常事態令と救助活動管理法に基づく非常権限を授与するよう求めた。

 非常事態が宣言されているのは大シドニー圏、大ハンター地域の他、イラワラ、ショールヘイブン両地域。

 NSW州教育省は、ブッシュファイアとそれに伴う大気汚染のため、11月12日には350校を休校すると発表した。

 ベレジクリアン州首相は、「我が州はこれまでに例を見ないほど甚大なブッシュファイア被災に見舞われ、すでに3人が亡くなり、150棟の建物が全焼している。今週にはさらに大規模なブッシュファイア災害をもたらしかねない熱暑と強風が予報されている。RFS長官の助言に基づき、非常事態を宣言した。どこにいても各人が最悪事態を予想し、油断をしないよう呼びかける」と発表している。

 デビッド・エリオットNSW州警察大臣は、「この非常事態令は州のブッシュファイア関連機関長官全員の支持により発動された。非常事態宣言により、RFSはあらゆる法的障碍を受けずに必要と考えるあらゆる措置を講ずることができる。軽々しく発令する宣言ではなく、ブッシュファイアから社会を守るために決断した」と語っている。
■ソース
NSW Premier declares state of emergency ahead of catastrophic fire warnings

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