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QLD州のブッシュファイアの危険依然続く

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ダーリング・ダウンズでは消火ヘリが不時着

 NSW州だけでなく、QLD州でもブッシュファイアが60箇所強で発生しており、郡部消防局(RFS)では州南部の穀倉地帯ダーリング・ダウンズ、古代火山の外輪山をめぐるシーニック・リム、花崗岩地帯のグラニット・ベルトなどでブッシュファイアの危険が続いていると発表している。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 13日午後2時頃、ブリスベン西方のペシーで消火活動をしていたヘリコプターが不時着した。パイロットは軽傷を負っただけで生命に別状はなかった。

 QLD州では特に南東部を中心に高温乾燥気象条件が続いており、風向きの変化もあって、70件を超えるブッシュファイアが発生している。

 11月13日、RFSは、ヌーサ・ノース・ショアの住民に対して緊急警報を発令し、ビーチ・ロードに沿って発生しているブッシュファイアがその地域にかなりの被害をもたらす可能性があるとしている。

 ヌーサのトニー・ウェリントン町長は、「ノース・ショアでは3回も出火しており、自然発火とは考えられなくなっている」と語った。

 気象庁(BoM)は、13日午後には乾いた風がダーリング・ダウンズ、州南東部海岸地域、ワイド・ベイ、バーネット地区などに吹き込んでおり、火勢を強める可能性があると発表している。

 BoMのビクトリア・ドッズ予報官は、「非常に熱く乾いた空気が強い風になって吹き込んでおり、気温は例年平均を6度から8度上回っている。しかも、今後風向きが変わり、それに伴って火炎前線が向きを変えるため、地上の消火活動も非常に困難になる。14日になれば少し気象条件はましになるが頼みの綱の雨は当分見込めない。状況の変化を常にキャッチして備えることが最重要だ」と語っている。

 アナスタシア・パラシェイQLD州首相も、「当局の警報には十分に注意を払うよう」住民によびかけている。
■ソース
Queensland bushfire threat continues, waterbombing chopper crashes on Darling Downs

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