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NSW州のブッシュファイア、500戸弱全焼の被害

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165万ヘクタールが灰に、郡部消防局が発表

 2019年4月、国内の郡部消防局、消防救助局などの元局長クラスのグループ23人が連名で、「今年はブッシュファイアの当たり年になる。首相と予防対策を話し合いたい」と求めたが、スコット・モリソン連邦政権はこれを拒否していた。

 グループの予想が的中し、NSW、QLD州両州では各地でブッシュファイアが発生しており、多い時には300箇所で燃えるなどしており、NSW州では4人の死者も出ている。また、NSW州郡部消防局(RFS)のロブ・ロジャーズ副長官は、これまでに民家476戸が全焼している。昨季の全焼被害は37戸であり、今季がブッシュファイアの当たり年であることが示されている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 また、これまでのブッシュファイア被災面積は165万ヘクタールに達しており、過去3季の被災面積を合わせたよりも広い被害が出ている。さらに、11月17日には依然として56箇所で燃えており、そのうち27箇所は手がつけられない状態になっている。

 これまでにもっとも大きな被災が出たのは2013年末から14年初めにかけての季節の248戸で、今季のほぼ半分にしかならない。

 NSW州政府のドミニク・ペロテット財務相とデビッド・エリオット警察緊急援助担当大臣との連名で、州北部海岸地域のケンプシーの被災住民や地方自治体に新規の支援資金があると発表している。

 11月17日夕刻、NSW州内の2箇所が比較的緊急度の低い「Watch and Act」に引き下げられた。1箇所はシドニー都市圏西部のリッチモンドの北西40kmほどの山中、ゴスパーズ・マウンテンと、もう一つは州北部のバスビーズ・フラッツ。
■ソース
https://www.abc.net.au/news/2019-11-17/nsw-bushfires-nearly-500-homes-destroyed-since-start-of-season/11711898

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