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NSW州のブッシュファイア、やや小康状態に

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高温乾燥気象条件が戻る前に野焼き

 今週、再び高温乾燥条件が戻ってくると予報されているが、この週末の気象条件の小康状態を利用し、各所のブッシュファイア地域では消防士が下生えを焼き払う野焼きを進めている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 NSW州郡部消防局(RFS)のシェーン・フィツシモンズ長官は、「8日9日は州内各地で、できる限りの人員と資材を使って、人家や敷地周辺の可燃物を焼き払う作業をしている」と発表した。

 気象庁(BoM)では、10日から再び高温乾燥条件が戻ってくる、また、週後半には摂氏40度を超えるところもあると予報している。

 12月7日夜にはNSW州内で100箇所を超えるブッシュファイアが燃えており、そのうち17箇所は低い「Watch and Act」レベルだった。

 これまでのブッシュファイアの煙と灰が風に乗ってシドニー地域東海岸まで漂ってきており、海岸線の波打ち際に黒い跡を残している。

 しかし、BoMのロブ・タガート当直予報官は、「8日も大ハンター地域では高度の火災警報が出ている」と語っており、大シドニー、イラワラ、ショールヘイブン各地域の火災警報は「high」に引き下げられている」と発表している。

 さらに、「東風が海の湿った風を内陸に送り込んでおり、ブッシュファイアの東進が抑えられていることから火災の拡張を防ぐためには絶好の条件になっている。東風は大分水嶺も越えており、また、湿度も上げている」と語っている。

 ただし、「火災周辺地域が現在も危険な状況にあることは変わっていない」と発表している。
■ソース
NSW fire crews backburn near Sydney ‘mega fire’ lines ahead of hot weather forecast

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