パイロット労組が賃金労働条件めぐりスト計画
低料金航空会社ジェットスター社は、同社のパイロット組合が賃上げと労働条件引き上げを要求してストを計画しているため、今週末の国内線フライトのうち100便近くをキャンセルすると発表した。
ABC放送(電子版)が伝えた。
ジェットスター社のパイロット組合は、賃上げと労働条件引き上げを要求してすでにスト権を確立しており、執行部の決定で12月14日15日に各4時間の職場放棄を行う計画になっている。
そのため、同社は14日には44便、15日にも46便を欠航させる。
パイロット組合は、この労働争議はクリスマス、新年まで長引くことはないと発表している。
また、ジェットスター社のガレス・エバンスCEOは、カンタス航空が臨時便を飛ばし、また、ジェットスター社も乗客を他のフライトに移すことを考えている。ただし、フライトの80%はスケジュール通りに航行することが予想され、95%の乗客を最初の予定の日に運ぶことができると考えていると語っている。
また、12月13日から20日までの間のフライトを予約している乗客は全額払い戻しを受けることができる。このジェットスター社の措置でも、ジェットスター社の国際線旅客への影響は非常に小さいはずとされている。
12月10日、同社はITが不通になり、国内の全ての空港で同社のチェックイン・カウンターが影響を受けたことから遅れや取り消しが出た。
■ソース
Jetstar to cancel almost 100 flights this weekend as its pilots plan a strike over pay and conditions