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バイロン「リスキー飲酒の首都」と不名誉な烙印

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VIC大学調査で「人口の3分の1の飲み方に問題」

 メルボルンのVIC大学ミッチェル研究所の調査によると、バイロン・シャイアの人口の約3分の1がリスキーなレベルの酒量であり、オーストラリア国内でももっとも飲酒家の地域と判明した。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 リスキーなレベルの酒量とは、平均して毎日標準量のアルコール飲料2杯以上を意味する。また、収入の多い地区で酒量が増えることも明らかになった。

 ただし、今週発表された新しいガイドラインでは、勧告酒量上限は標準量のアルコール飲料を1日に4杯まで、週に10杯までとしており、週に14杯は新勧告上限を超えている。

 リスキーなレベルの飲酒人口の比率が多かったのは次の地域。NSW州バイロン・シャイア:31.6%、WA州コッテスロー地区:31.5%、WA州モスマン・パーク地区:31.5%、WA州ペパーミント・グローブ地区:31.5%、WA州イースト・フリーマントル地区:29.8%など。

 また、バイロン・ベイ地区は観光地として世界的に有名だが、VIC大学のローズマリー・コルダー医療政策教授は、この数字は多分に地元の人の飲酒癖を表しているとして、「この数字は全国調査の結果であり、多分に特定の時にその地域に居住している人々に関する数字だ」と語っている。

 コルダー教授は、「郡部と都市部なら豊かな地区でリスキーなレベルの飲酒人口が多いという結果が出た。バイロン・ベイの場合、飲酒量に影響する2つの条件が揃っている。バイロン・ベイは富裕地区であり、同時に郡部にある。その他にも何か条件があるのは明らかだが、ひょっとするとバイロン・ベイはパーティをする土地という感覚が原因しているのかも知れない」と語っている。

 ミッチェル研究所が主宰するAustralian Health Policy Collaborationは、オーストラリアでは毎年157,000人がアルコール飲用で病院に運び込まれ、5,500人が死亡、また、アルコール関連傷害の経済的負担は年間140億ドルにのぼると推定している。
■ソース
Boozy Byron Bay is Australia’s capital of risky drinking, new study finds

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