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ボランティア消防士出動中に交通事故で死亡

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人々の安全のために献身した父親2人

 NSW州シドニー地域南西部のブッシュファイア消火に向かっていた郡部消防局(RFS)の消防車が道路から外れて転落、乗っていたボランティア消防士2人が死亡した。2人はまだ幼い子供達の父親であり、2人を知る人達はショックを受けている。

 また、スコット・モリソン連邦首相も休暇中のハワイから哀悼の言葉を贈り、また、ブッシュファイアさなかに家族で休暇を取ったことをわびて、休暇を切り上げ、帰国の途につくと発表している。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 RFSのロブ・ロジャーズ副長官の発表によると、12月19日午後11時30分頃、複数の消防車がグリーン・ワトル・クリーンのブッシュファイア消火に向けてバクストン地区のウィルソン・ドライブを走っている際に消防車の1台が転落横転、運転していた1人と助手席にいた1人の2人のボランティア消防士が死亡、他の3人も負傷した。亡くなったのはジェフ・キートンさん(32)とアンドルー・オドワイヤーさん(36)で、負傷者はリバプール病院に収容された。

 RFSのシェーン・フィツシモンズ長官は死亡したボランティアの家族に付き添い、グラディス・ベレジクリアンNSW州首相も哀悼の言葉を贈った。

 ブッシュファイアの現場はワラガンバ・ダムのブラゴラング湖の上流地域で、現在も緊急レベルの火災が続いており、事故のあった消防車は倒木が当たって路肩から外れて転落横転したものと伝えられており、ブッシュファイアでは焼けた立木が倒れて道路を塞ぐことが多く、何台かの消防車が破損している。

 また、出動していた消防グループはシドニー西部のホースリー・パーク消防団のメンバー、ロジャーズ副長官は、「この消防団はかなりの打撃を受けている。今季はすでに長期にわたるブッシュファイアでどこも困難な状況にある。

 12月20日は気温も風も少し下火になったが、週末に向かって再び熱暑が予報されている。
■ソース
Two volunteer firefighters die during New South Wales bushfires after RFS truck rolls off road

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