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米国務省、オーストラリアを渡航注意国に指定

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ブッシュファイアと大気質悪化を理由に

 オーストラリア国内のブッシュファイア被災地は森林などの自然に近いところが多く、そのため、観光地を抱えているというのも自然の成り行きで、地域の復興には観光産業が不可欠になる。

 オーストラリア連邦観光局は、ブッシュファイアと重ねてイメージを植え付けてしまうとして、イギリスでの観光キャンペーンの延期を決めたが、今度はアメリカ政府国務省がオーストラリアを渡航注意国に指定、香港、パプア・ニューギニアと同じレベルになったことが報じられている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 オーストラリアを訪れるアメリカ人は年間80万人程度で、米国務省は、オーストラリアに渡航するアメリカ国民に対して、オーストラリアはブッシュファイアと大気質劣化があるため渡航には充分に注意するよう呼びかけている。

 米国務省のレベル2の豪渡航警報は、サイモン・バーミンガム連邦観光大臣が、国民に対して、「被災ビジネスや被災地域を避けないでほしい」と呼びかけたのと同じ日に発表されている。

 レベル2では、「渡航先の国の自然災害の危険が過ぎるまで被災地への旅行を延期するよう呼びかけられており、「直接ブッシュファイアの影響を受けない地域でも煙が垂れ込め、大気質が劣悪になっている」と述べている。

 バーミンガム大臣は、「これから何か月も先までの優先課題は、アメリカを含めた主要観光市場に、オーストラリアの観光事業は今も運営されており、国内の観光地のほとんどは今もオーストラリア人の手中にあり、安全であり、ブッシュファイアの影響をほとんど受けていない」と語っている。

 統計によると、オーストラリアの観光市場でもっとも大きいのは中国、次いでニュージーランドとなっている。
■ソース
Australia suffers tourism blow from bushfires and air quality as US Department of State updates travel advisory

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