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南ではブッシュファイア、北はすでにサイクロンの季節

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トップ・エンド一帯で降雨記録更新

 北部準州(NT)でも水飢饉が伝えられていたが、すでにいくつかサイクロンの発生が報じられ、雨季の始まりを告げている。大陸北部にサイクロンが来るようになると大陸中央部の熱暑が峠を越したことを示すと言われている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 1月10日、NT各地で猛烈な豪雨が発生し、首都ダーウィン南西の小島、ダム・イン・ミリーでは24時間に562mmの雨量を記録した。気象庁(BoM)では、これはNTの降雨量新記録と発表している。

 この雨はオーストラリア北部海岸に忍び寄り、熱帯性サイクロンに成長してダーウィンを狙っていた熱帯性低気圧の一部。

 ダム・イン・ミリー島には測候所と干潟以外にはほとんど何もなく、ABC放送も10日の豪雨に関して地元の証言は未だ得られていない。しかし、もっと人口の多いワゲイト・ビーチ(515mm)、ピルランギンピ(164mm)、チャールズ・ポイント(185mm)などでは、住民らはこの何年もの間、一度見なかった光景だと語っている。

 BoMは、562mmは1日の降雨記録としては最高記録としてダム・イン・ミリー島の記録を確認している。これまでの記録は1963年のローパー・バレーの544mmが最高だが、オーストラリア全土から見れば1日の降水量の10位にも入らない。

 1日の降雨量としては、過去最高は1893年にQLD州クロムハーストで記録された907mmが最高で、この記録は熱帯性の暴風雨にもまったくびくともしていない。また、1日の降雨量としては第二位のワゲイト・ビーチの515mmもまだ破られていない。
■ソース
When NT rainfall records shattered across the Top End, one local community lapped it up

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