連邦スポーツ大臣が「選手を危険にさらすつもりない」

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日本のコロナウイルス状況次第で

 連邦政府は、コロナウイルス感染の危険を理由に日本渡航を韓国、タイ、香港などと同じレベル2の「極度の警戒を要す」に格上げしたことが報じられている。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)が伝えた。

 さらには、東京オリンピック時にコロナウイルス感染がどうなっているか予断を許さない状況で、2月25日にはリチャード・コルベック連邦スポーツ大臣が、「オーストラリアはエリート選手の健康を危険にさらすつもりはない」と語った。

 2月25日、オリンピック選手団の担当医、デビッド・ヒューズ氏は、「オリンピックが始まる前にコロナウイルスを抑え込むには今後2週間が山場となるだろう」と語り、チームも、「もっと安全な地域での訓練」の代替計画を検討し始めた。

 コルベック連邦上院議員は、「選手のコロナウイルス感染を防ぐため、関係当局と協力して対処している。オーストラリアの選手は東京オリンピックで最大限の実力を発揮する用意ができているが、選手の健康と福利を危険にさらしてまでやることはない」と語っている。

 日本の当局者が、横浜に隔離中のダイアモンド・プリンセスから検査で陰性判定された日本人船客を何百人も下船させ、公共交通機関で帰宅させことにオーストラリアの保健当局と政府は密かに懸念を深めている。しかもその同じ日に同船内の感染者数が600人に急増していた。

 オーストラリアでは、同船からオーストラリアはダーウィンの隔離収容所に収容した169人のうち、7人が新たに陽転している。アメリカでも連れ帰り、隔離収容所に入れていた同船船客の14人が陽転している。

 ヒューズ医師は、「日本ではコロナウイルスが、インフルエンザのように人から人へと感染しており、『とても理想とは』ほど遠い。オリンピック前にコロナウイルス・ワクチンができる見込みはない。選手団を日本に送る前に安全を確認した方がいい」と語っている。
■ソース
Sports Minister: Australia will not risk health of Olympic athletes

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