2050年までに温室化ガス排出を実質ゼロに
国際的な鉱山企業、リオ・ティント社は同じく国際的な鉱山企業BHP社に続いて2050年までに温室化ガス排出量を実質的にゼロにする計画を発表した。
ABC放送(電子版)が伝えた。
世界第二の鉱山企業は2019年の営業利益が過去8年で最高の100億ドルを超える規模になっており、2050年には温室化ガス排出量を実質ゼロにする他、今後5年間に気候変動関係のプロジェクトに’15億ドルの投資を行うことを約束している。
一方、株主に対しては、今後何か月かにわたり、コロナウイルスがかなりの不安定要素になる可能性があると警告している。
同社は、2019年9月の25億米ドルの中間配当、2020年9月の10億米ドルの特別配当に加えて、2020年4月には37億ドルの最終配当を行うことになっている。
同社の配当金総額は2019年には72億ドルにのぼる予定で、営業利益の70%が配当に充てられている。
もう一つの鉱山企業大手のBHPは2019年に実質ゼロ・ターゲットを発表しており、連邦野党労働党のアンソニー・アルバネージ党首、ボリス・ジョンソン英首相もこの何か月かの間に同様の野心的な水準を明らかにしている。
リオ・ティント社は、「当社は高品位の鉄、銅、アルミニュームの鉱山を抱えており、石炭、石油、ガスという化石燃料を採掘していない。また、当社の電力消費の76%が再生可能エネルギー発電によるものだ」と発表している。
■ソース
Rio Tinto joins BHP in pledging to reduce greenhouse gas emissions to net zero by 2050