ノース・シドニー・カウンシルがプール改修費交付受ける

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郡部・農村部を対象としたスポーツ助成金なのに

 ノース・シドニー・カウンシルが、ノース・シドニー・オリンピック・プールの改修費として、本来、郡部・農村部のスポーツ振興のための助成金として設立されたプログラムから1,000万ドルを交付されていることが明らかにされた。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 連邦政府助成金は、郡部地域のスポーツ施設の女性用施設や水の安全施設に対して交付されるもので、新しい建設計画に対して与えられることになっている。

 ジリー・ギブソン・ノース・シドニー市長は、「ノース・シドニー・オリンピック・プールは州全域から来た人達が利用するのだから間違いなく郡部施設だ。しかし、このプールは老朽化しており、再改修を必要としている。また、最近では構造的な問題も心配されていた。このプールはスポーツ文化遺産であり、その遺産を守るために大変な労力を払っている」と語った。

 2019年4月にはジョッシュ・フライデンバーグ財相とノース・シドニー選出のトレント・ジマーマン下院議員が、プールの改修費として1,000万ドルを選挙公約に盛り込んでいた。

 しかし、最近になって郡部・農村部の女性施設と水の安全施設のためのスポーツ助成金の交付先が問題になり始めた時に、ノース・シドニーのプールの改修費も郡部・農村部を対象とする助成金から捻出されていたことが明らかになった。

 2019年総選挙前にこの助成金プログラムが発表され時、スコット・モリソン連邦政権は、「更衣室、水泳施設資金の詳細は年内に発表する」と約束していたが、そのような詳細はついに発表されないまま応募、審査、交付の手続きが進んでいった。そのため、助成金に応募していないのに助成金を交付されたことを新聞の報道で知ったというスポーツ・クラブなどの奇妙な話が続出して報道された。
■ソース
How North Sydney Council won a $10m pool upgrade grant earmarked for regions

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