コロナウイルス福祉金受給申請が殺到
3月23日の月曜日、連邦政府の経済刺激策の福祉その他の名目の特別追加給付を受けるためにMyGovウエブサイトにアクセスする人やセンターリンクに行く人が増えており、MyGovウエブサイトはクラッシュ、センターリンクには長蛇の列ができている。
ABC放送(電子版)が伝えた。
3月22日、コロナウイルス蔓延を抑制するため、スコット・モリソン連邦首相は、パブ、レストラン、喫茶店、ジムなど不要不急の業務停止を命じ、同月23日より発効するが、そのため、多数の失職や事業の破綻が予想される。
コロナウイルスの影響と防疫対策の双方で国内経済が大きな打撃を受けることが予想され、政府は失業手当倍額支給などの措置を発表、スチュアート・ロバート行政業務担当相は、「現在、MyGovに予想以上のアクセスが殺到している。国民にはもう少しお待ちいただきたい。今日遅くか明日にでもログオンしてもらいたい」と語っている。
センターリンクも声明を発表し、「現在、全部門にわたって市民の手続きが殺到している。どうしても来なければならないことがなければ来場を避けていただきたい」と呼びかけている。
また、「新給付の申請はオンラインでも可能であり、身元証明が必要な場合には電話で証明することもできる。ただし、申請を少し延ばすことができるならそうしてもらいたい」と述べている。
しかし、センターリンクに詰めかけている人々は勤め先は閉店すれば翌日から何の保障もない人々で、一日も早く手当を受けるためにセンターリンクが開く前から待っていたと語っている。
野党労働党のビル・ショーテン議員は、「未曾有の数の労働者が手当を申請するために詰めかけることは誰でも予想できたことであり、ロバート大臣はもっと適切な措置を取ることができたはず。オンライン・サービスも、窓口も問題なく機能するよう手立てをしておく責任があるのではないか?」と語っている。
■ソース
MyGov website crashes, huge queues outside Centrelink offices as coronavirus shutdown deadline passes in some states