感染源不明な市中感染防止が大きな課題に
VIC州政府は、コロナウイルス検査プログラムの適用範囲を拡大した。現在、VIC州より検査範囲を広げている州はない。
ABC放送(電子版)が伝えた。
VIC州では4月14日より、コロナウイルスの症状がある者は誰でも検査を受けられるようになる。
これまでは、オーストラリアへの帰国者、入国者、それらと濃厚接触のあった人、さらに医療など一線の重要な業務に携わる人が検査を受けることができた。
しかし、VIC州政府のブレット・サットン主席医務官は、感染源不明な感染ケースを根絶するために受検資格を広げる時が来たと語っている。
ジェニー・ミカコス保健相は、VIC州の新しい受検資格として、熱、悪寒のある人、咳、喉の痛み、呼吸困難などの呼吸器系症状、呼吸器系疾患のある人は誰でも検査を受けられるようになるとしている。また、アタらしい受検資格はVIC州内のGP全員とスクリーニング・クリニックにも適用される。また、従来の受験資格条件は今後も有効で、コロナウイルス感染者と濃厚接触があり、頭痛、筋肉痛、鼻水、鼻づまり、臭覚消失、吐き気、嘔吐、下痢などの症状が出た人は検査を受けることが勧められる。
保育所、ヘルス・ケア、高齢者介護、警察官、教師など一線の重要な業務に携わる人は上記のような症状が出た場合には検査を受けられる。
検査を受けた方がいいと考えた人は、直接医者に行かず、予めかかりつけのGPに電話するか、または1800 675 398の24時間ホットラインに電話しなければならない。
保健省および福祉事業省は、「もし重度の呼吸系の症状が出た場合にはトリプルゼロ(000)で救急車を呼ぶべきだ」としている。
■ソース
Coronavirus testing in Victoria has been expanded. So do you need a test?