二学期の3週間過ぎから授業出席を義務づけ
4月16日、グラディス・ベレジクリアンNSW州首相は、二学期に入って3週間後に公立学校の授業を開始すると発表した。
シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)が伝えた。
ベレジクリアン州首相は、「二学期の最初の2週間は一学期末と同じ形になるが、3週間過ぎれば教師と児童生徒が対面する授業に戻る」と語っている。
さらに、「現在は関係者、学校長や教職員と話し合っており、NSW州の状況でどのような対策が取れるかを考えている」と語った。
教室での授業に戻っても、教師や児童生徒を保護するため、新しい社会的距離制度を伴うことになる。
ベレジクリアン州首相は、「児童生徒を学校に連れて行く保護者、教師、生徒の全員が安全と感じることが重要だ」と語っている。
NSW州は現在中間休みが続いており、二学期は4月27日より、またその3週間後は5月11日になる。
4月15日、スコット・モリソン連邦首相が全国閣僚会議に先立って、全国の教職員に向けて語る形で、「教師は教室に戻り、物理的な形で授業を始めるべきだ。現在、生徒児童の教育が危ういバランスを保っている。子供が学校に通えることが重要だ」と語り、さらに、「保護者が働きに出て、子供に食事を用意できることと、家で自分で子供を教育することの板挟みになっているような状態を続けることはできない」と語っている。
3月には、ベレジクリアン州首相は、「できるだけ子供を家に置いておくこと。仕事などで昼間子供の世話をできない人は子供を学校に送ることもできる」との方針を明らかにしていた。
■ソース
Berejiklian confirms date NSW students will return to school classrooms