コロナウイルス・ヘルスケア・ワーカーにマスク到着

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既に全国備蓄から2,200万枚が医療現場に

 中国からの貨物の到着で国内の医療用防護具の在庫が飛躍的に増え、コロナウイルス患者の治療にあたっている医療従事者にも大量のマスクが届けられることになった。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 この数日に中国から到着した貨物で全国医療備蓄制度には新たに5,800万枚が追加されており、グレッグ・ハント連邦保健相は、「この備蓄からは2,200万枚近いマスクがすでに医療従事者に配布されている」と語っている。

 また、現在停止されている選択的手術の再開にも個人保護具(PPE)の在庫が重要な要素になっており、今回、中国から大量に輸入されているが、原則的に輸入された医療用具は基本的に全国医療備蓄に加えられることになっているが、ごく一部が医療現場に分配される。

 追加のマスクを受けるのは、医師、看護師、病院職員、GP、高齢者施設職員、先住民族コミュニティ衛生機関職員、薬剤師などで、ハント保健相は、「追加の在庫はこれを必要とする人すべてに渡るように確保するものだ」と語っている。

 前線の医療従事者向けのPPEの調達と備蓄は我が国の医療体制がコロナウイルスの蔓延にも十分に備えていることを示すものだ。同時に、十分なPPEの準備は今後社会規制を緩和していく段階に備えるものでもある」と語っている。

 ポール・ケリー連邦副主席医務官は、「我が国はPPEの在庫量でつい2,3週間前に比べてもはるかに優位に立っている」と語っている。

 4月初めに中国から到着した80万枚(120万ドル超相当)のマスクは不良品で国境警備部が押収しており、今回の貨物のPPEは広州の工場で製造されており、オーストラリアに輸出する前に中国の管轄当局の認証を受けることが条件になっていた。
■ソース
Healthcare workers fighting coronavirus to receive millions of new face masks after Australia’s stocks are boosted

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