豪・NZ、2023年女子ワールド・カップ開催決定

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日本の取り下げ後、対立候補のコロンビア下し

 女子サッカーの2023年女子ワールド・カップ開催権選考は、日本が候補を取り下げた後、合同開催の名乗りを挙げていた豪・ニュージーランド(NZ)とコロンビアとの一騎打ちになっていたが、2月26日早朝にFIFAが豪・NZ合同開催を選んだ。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)が伝えた。

 FIFAのジョヴァンニインファンティーノ会長がわずか18秒のアナウンスで、FIFA評議会が両国の開催を決定したと発表した。

 評議会では、アジア、オセアニア、アフリカ、北中米が両国の合同開催を支持し、22票対13票の大差で決定したが、両国と関係の深いイギリスがコロンビアに投票したため、オーストラリアではイギリスに対する不満の声も出ている。

 評議会でも豪・NZ両国は、商業的な利益、スタジアム、施設、ファンの熱意、長年の女子サッカー向上努力などを認められた。

 両国の会場として、シドニー、ブリスベン、アデレード、パース、メルボルン、ニューカッスル、ロンセストンなどのスタジアム、NZでは、オークランド、ハミルトン、ウェリントン、クライストチャーチ、ダニーデンなどの都市のスタジアムが候補に挙がっている。

 また、オープニング・マッチにはオークランドのイーデン・パーク、ファイナル・マッチにはシドニーのANZスタジアムが最強候補に挙がっている。

 インファンティーノFIFA会長は、「決定に当たってはテクニカル・レポートの内容が重要な要因になっている。以前のFIFAでは相ではなかったが、新生FIFA組織体制で明確になっている。そのことを誇りに思う。オーストラリアとニュージーランドの合同開催でワールド・カップ史上最高の大会になることを確信している」と語り、過去の腐敗に言及した。
■ソース
Australia and New Zealand win vote to host the 2023 Women’s World Cup

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