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NSW大学、コロナウイルス経営難で500人整理

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当初は希望退職者を募り、足りなければ指名も

 NSW大学(UNSW)職員は、非公開ミーティングで493人分の職分が廃止されることを告げられた。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 大学管理者側は、保守連合連邦政府がJobKeeper制度を大学に適用しなかったため、コロナウイルスで学生数や授業時間が減ったことを補償できなかったことを理由として挙げている。

 国内大学でこれまでに総数600人が人員整理されている。

 これに対して、大学職員が加盟している労組、CPSU、NTEUは、コロナウイルスで影響を受ける産業に対して雇用補償を提供するJobKeeper制度を大学部門に適用しなかった保守連合連邦政権を批判している。

 NTEUのアリソン・バーンズ全国議長は、「雇用削減は衝撃的な措置だ。UNSWの500人近い職員がまったく生活の見通しが立たない状況に突き落とされる。これだけの雇用喪失の責任はダン・ティーハン連邦教育相と連邦政府にある。彼らはJobKeeperを大学に適用することを頑固に拒んできたし、大学に対して十分な支援制度を用意することもしなかった。国内大学は世界でもファースト・クラスの研究・教育水準だがセカンド・クラスの政府がこれを見捨ててしまっている」と語っている。
■ソース
University of NSW to cut almost 500 jobs because of challenges posed by coronavirus

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