VIC州、ホテル隔離関係職員は市中感染

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ホテル警備勤務中の感染ではないと結論

 10月2日、VIC州のブレット・サットン主席医務官は、「メルボルン市内の海外帰国者ホテル隔離警備関係職員が最近になってコロナウイルスに感染したケースを調査し、職員のコロナウイルス遺伝子をホテル隔離旅行者らのコロナウイルス遺伝子と比較した結果、職員らはホテルの隔離者からではなく、市中感染した可能性が強い」と語った。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 サットン主席医務官は、「ホテル隔離中に陽性と判定されたケースは8月末以後発生していない。その後に発病した9人の職員は後にどこかで市中感染したものと考えられる。また、感染中に出勤していた2人は無症状型だった」と語っており、また、メルボルンのホテル隔離不祥事以後の新しいプログラムで働いていた9人は7月27日以来、コロナウイルス陽性と判定されている。そのうち2人は感染力のある時期に隔離プログラムで働いていたが、その時期に症状がなかった。

 サットン主席医務官は、「ホテル隔離中の感染と記録されている患者は、市中感染の疑いが非常に濃い。感染職員6人のゲノム・シーケンシングの結果は、市中感染クラスターとの関連を示している」と語った。

 その他の3人の職員はゲノム検査を行っていないが、サットン主席医務官は、「いずれも市中感染を裏付ける証拠がある。シーケンシングをしていない3人のうち2人は疫学的には高齢者介護施設のクラスターと関連しており、残りの1人は家庭内の感染とみられる。また、9人の職員は他の者にウイルスをばらまくこともしていない」と語っている。
■ソース
Victorian coronavirus hotel quarantine staff worked became infected in community, not at work: investigation

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