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豪州製フェリー、博多港でお披露目

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コロナ禍で日韓航路就航はメド立たず

9月にWA州の造船所で完成したクイーンビートル
9月にWA州の造船所で完成したクイーンビートル

オーストラリア製の新型高速船「クイーンビートル」が24日、博多港で公開された。オーストラリアの造船大手、オースタルが建造。WA州の造船所で今年9月29日に進水し、発注元のJR九州高速船に引き渡され、10月15日に日本に到着していた。
クイーンビートルは、トリマラン(三胴船)と呼ばれる、別々に海面を走る3つの船体が一体化した特殊な形状が特徴で、全長83メートル。定員は502席。インバウンド好況で日韓間の輸送需要が拡大する中で、JR九州高速船が日韓航路の次世代船として計画した。
船体のデザインは、JR九州の新幹線「800系」や高級クルーズ列車「ななつ星in九州」などの作品で知られる工業デザイナーの水戸岡鋭治氏が手がけた。フェリーや高速船などの商業用船舶や軍艦などの建造を手がけるオースタルが建造を受注した。定員は従来の191席から大幅に拡大し、ビジネスクラス(120席)やラウンジ、展望デッキなど豪華な装備を盛り込んだ。
ただ、同社の日韓航路はコロナ禍のあおりを受けて運休している。クイーンビートルも現在、博多港に係留されたままで、日韓航路での定期就航の見通しは立っていない。
■ソース
クイーンビートル(JR九州高速船)

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