NSW州政府が147万ドルの予算計上し支援
厳しいコロナウイルス社会規制も徐々に緩和されている現在、来館者が減っているシドニー市内の文化施設を活性化し、市民の文化や経済の活動を活発にするため、NSW州政府は147万ドルの予算を計上し、週日の間、市内の文化施設の開館時間を延長する計画を明らかにした。
シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)が伝えた。
この計画では、夏の間、Art Gallery of New South Wales(NSW州立美術館)、Museum of Contemporary Art(現代美術館)、Australian Museum(オーストラリア博物館)、State Library of NSW(NSW州立図書館)、Powerhouse Museum(パワーハウス博物館)、Hyde Park Barracks(ハイド・パーク・バラック)、Museum of Sydney(シドニー博物館)、Justice & Police Museum(司法警察博物館)、Opera House(オペラ・ハウス)などが州に1日は時間延長して午後8時または9時まで開いている。
この計画は、「Culture Up Late」活動と名付けられ、12月16日に改装開館したオーストラリア博物館で、ドミニク・ペロテット州財相とドン・ハーウィン芸術担当相が発表した。
オーストラリア博物館のキム・マッケイCEOは、「5,750万ドルと15か月をかけて行われた博物館の改装が終わり、12月初めに改装開館して以来、入館者は記録的な数に上っている。夏の間、毎週木曜日に午後9時まで開館し、市民を迎えることはまたとないチャンスだ。できれば、家族連れや学校からの集団来館が多い昼の博物館よりももっと大人向けの博物館体験を展開したい」と語った。
また、「博物館にはバーも食堂もあり、市民が仕事帰りに博物館に来て飲食することもできるし、開館日の夜にはDJも出演している。現在開催中の『Tyrannosaurs – Meet the Family』はこれからも大勢の来館者を引きつけることと思う」と語っている。
ペロテット財相は、「この計画が市民に好評であれば、夏だけでなくさらに延長することも考えている」と語った。
■ソース
The late-night plan to help Sydney roar back to life