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QLD州、新たに3,587人がコロナウイルス陽性と判定

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規制緩和で感染者増加進み、ICUに5人収容

 1月2日付ABC放送(電子版)は、QLD州でもコロナウイルス感染者の増加が進み、1月1日午後8時までの24時間に33,000人にPCR検査が行われ、新たに3,587人がコロナウイルス陽性と判定され、5人がICUに収容されていることを伝えている。同州ではアクティブ感染者は16,688人になっている。

 QLD州のキャメロン・ディック財相が伝えた。

 コロナウイルス感染症で入院している患者は112人で、ICUで酸素吸入装置を着けている者はいない。

 ディック財相は、「新年を迎え、コロナウイルスに対する戦いも新しい段階に入った。コロナウイルスの脅威はQLD州全域に広がりつつある。QLD州は、過去2年間にわたってパンデミックを抑制してきた。これからもワクチン接種を進め、マスクを着用し、できる限り在宅勤務に切り替えることでこれからもパンデミック抑制に努めなければならない」と語っている。

 また、ジョン・ジェラード主席医務官は、「州内でICUに収容されている5人のコロナウイルス患者のうち、2人は妊娠女性で、そのうち1人は接種済み、1人は未接種となっている。妊娠女性、あるいはこれから妊娠する予定のある女性はぜひ接種を受けてもらいたい。コロナウイルスは母体にとっても胎児にとっても悪い影響を及ぼす。誤解している人も多いが、妊娠中は免疫系が少し抑制されるため、コロナウイルスを含めて様々な感染症に対する抵抗力が衰えることになる。そのため、妊娠女性はワクチン接種が必要になる」と語っている。

 さらに、「州の病院は医療職員が感染したり、濃厚接触で仕事を休んでいる人も多く、そのために人員が不足しており、さらに、今後コロナウイルス感染症で入院する人が急激に増える可能性があるため、ブリスベン地域の病院は選択的な外科手術を停止している」と語っている。

 また、「今後何週間かのうちにコロナウイルス感染者が何千人という規模で発生すると予想されている。オミクロン株の症状は、ワクチン接種率が高まったこともあり、過去の大発生時と比較するとかなり軽いようだが、このオミクロン株の大きな問題は非常に感染力が強いということがある。症状は軽いがこれまでと比べると患者数がはるかに大きくなる。そのため、重症化率が低くとも感染者数が膨大になるため、重症化して入院し、ICUに収容される患者も増えることになる」と語っている。
■ソース
Queensland records 3,587 new cases of COVID-19, five people in intensive care

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