未接種の30代男性がコロナウイルス感染突然死
1月8日付ABC放送(電子版)は、QLD州政府の発表として、1月7日午後8時までに新たに11,174人がコロナウイルス陽性と判定されたことを伝えている。
ジョン・ジェラード主席医務官は、「死者の1人は30代の男性で、1月5日にコロナウイルスに感染した後突然死亡した。ワクチン未接種だった」と発表している。もう1人の死者は、ゴールド・コースト在住の男性でやはりコロナウイルス感染後に死亡している。
ジェラード主席医務官は、「若い年齢層がコロナウイルス感染症で死亡することは比較的珍しく、また、予期しない死でもある。若年層の突然死でコロナウイルス感染に関連するもっとも多い死因は心筋炎で、心臓がコロナウイルスに感染するケースが多い。この2人の死者も心筋炎を死因としていることが考えられる」と語っている。
イベット・ダース保健相は、「州の公立病院で緊急性のない選択的手術を当面すべて停止する。すでに緊急性のない選択的外科手術を停止している病院は多いが、現在、州全域で独自に公立病院に関する取り組みが必要なのではないか。QLD州立病院には349人のコロナウイルス感染者が入院しており、うち17人がICUに収容され、そのうち3人が酸素吸入装置を着けている。
ジェラード主席医務官は、「病院の患者数も徐々に増えていっている。目下、病院の最大の問題はコロナウイルス感染者の濃厚接触者になったり、自分自身が感染して隔離に入ったりしている医療従事者が増えていることだ。ほとんどの場合、病院職員は患者からウイルスをもらうことはなく、一般市民と同じようにコミュニティで感染してくる」と語っている。
また、ダース保健相は、「過去24時間に検査を受けた市民の3人に1人が陽性と判定されている。現在、一般社会の感染率はそのようになっているはず。自分で密かにRAT検査して陽性と判定された人々やPCR検査も受けに来ようとしていない人達が大勢いるはずだ」と語っている。
QLD州ではコロナウイルス症状があっても、PCR検査を受けるためにPCR検査を受ける義務が廃止されている。
ただし、ダース保健相は、「RATキットでコロナウイルス陽性と判定された人は、Queensland Healthウェブサイトで陽性判定を登録してもらいたい」と呼びかけている。
また、QLD州では1月末より始まる新学期の日程が遅らされる可能性が現れているがまだ確定しておらず、今後の閣議で議題に上ることと思われている。
■ソース
Queensland confirms two more COVID-related deaths, 11,174 new confirmed cases