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ホーク移民相、ジョコビッチのビザを大臣裁量で取消し

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1月15日朝に移民局職員との面接出頭依頼

 1月14日午後、アレックス・ホーク移民相がノバク・ジョコビッチ選手のビザを大臣裁量で取り消したことが伝えられている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 2022年全豪オープン・テニス大会出場のためにオーストラリアを訪れていたジョコビッチ選手は、メルボルン空港到着時に国境警備部職員にビザを取り消されたが、ビザ取消差し止め請求裁判で警備部職員の行為が不適切だったことを連邦政府が認め、ジョコビッチ選手はビザを回復されていた。

 しかし、その後、ジョコビッチ選手の入国申告書記載内容虚偽の事実が見つかり、11月末以降のジョコビッチ選手のセルビア国内での行動やスペイン入国の経緯など不審な点が見つかっており、また、ホーク移民相の弁護士が法廷で、判事に向けて、「大臣裁量でのビザ取消もある得る」と宣言していた。

 ジョコビッチ選手の身柄は14日夜は自由になっているが、15日午前8時にメルボルンの移民局に出頭し、職員の面接を受けることが依頼されている。また、大臣裁量のビザ取消の理由として、オーストラリア社会の衛生と利益が挙げられている。

 ホーク大臣の措置は、同日夜の連邦巡回裁判所で審理が行われ、大臣側のスティーブン・ロイド弁護士は、ジョコビッチ氏は15日に移民居ホテルに’再収容される見込みであることを認めている。

 ジョコビッチ選手のニック・ウッド弁護士は、大臣のビザ取消理由について争う構えを明らかにしており、14日夜の審理が続けられている。

 ホーク大臣は、「この決定を下すまでに内務省、豪国境警備部、ジョコビッチ氏自身などの提出した資料を調べた。スコット・モリソンオーストラリア政府は、特にコロナウイルス・パンデミックのさなかにオーストラリア国境の防衛に強く献身している」と語った。
■ソース
Immigration Minister Alex Hawke cancels Novak Djokovic’s visa ahead of Australian Open

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