トンガ付近で海底火山爆発、島で小規模な津波
1月15日午後、トンガ沖で海底火山の爆発があり、フィジー、ニュージーランド(NZ)、オーストラリアに津波警報が出されている。
同日付ABC放送(電子版)が伝えた。
ニュージーランドでは北部と東部の海岸地域に津波注意報が出され、オーストラリアでは気象庁(BoM)が東部海岸の一部に津波注意報を発令した。
トンガのソーシャル・メディアでは海岸に大波が押し寄せ、空から火山灰が降ってきていると伝えている。
オーストラリアのBoMは、QLD、NSW、VIC、TAS各州の海岸地域に海洋警報を発令している。
また、BoMは、津波の危険をマコーリー島、ロード・ハウ島、ノーフォーク島などにも広げている。
NZの緊急管理局は、北部と東部の海岸地域に津波注意報を発令している。NZは火山から2,300km離れているが、海岸部の強い異常潮流や予測できない海面上昇があり得るとしている。
トンガ気象庁は、トンガ全域に津波警報を発令した。
フィジーも津波警報を発令し、住民には「強い潮流と危険な高波が予想されるため、海岸線から離れておくよう呼びかけている。
アメリカの太平洋津波センターによると、米領サモアの首都パゴパゴでは海面水位計で60cmほどの津波が観測されたと報告している。また、その後も津波の危険は続き、海面水位の変動や強い海流は海浜、港などでも強い海流による危険が予想される。
■ソース
Australia and New Zealand issue tsunami warnings after South Pacific undersea volcano erupts off Tonga