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NSW州、ICUのコロナウイルス患者200人を突破

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主席医務官「死者17人のうちブースター接種者1人」

 1月17日付ABC放送(電子版)は、NSW州政府の発表として、1月16日午後8時までの24時間に29,504人がコロナウイルス陽性と判定され、入院患者は2,776人に達し、ICU収容患者が200人を突破したこと、また、17人が死亡したと伝えている。

 ケリー・チャント主席医務官は、「17人の死者のうち、ブースター接種済みは1人だけだった」と述べ、再度、ブースター接種を呼びかけている。

 NSW州政府のモデリングでは、コロナウイルス患者入院数は今週に4,700人前後でピークを迎え、その後は平坦化すると予測されている。

 ICU収容患者数は前日の191人から昨日夜には203人に増えており、NSW州でコロナウイルスによるICU収容者数が200人を超えたのは今回が初めてとなっている。

 ドミニク・ペロテーNSW州首相は、「州の90%を超える接種率で、ICU収容患者の半数が未接種者で占められている。証拠ははっきりしている。まだブースター接種を受けていないなら今すぐにでも出かけていって接種を受けてもらいたい」と語った。これまでにブースター接種期日に達している人口の約47%がコロナウイルス・ワクチンの3回目の接種を受けている。

 チャント主席医務官は、「毎日の死者数は今後しばらく高い数字で推移すると思われる。ブースター接種が効果を示し始めるまでに7日から14日かかる。だから、接種期日が過ぎた人は一刻も早くブースター接種を予約してもらいたい」と語っている。

 現在、12歳から15歳までの未成年者の2回の完全接種率は78.3%を超えており、5歳から11歳までの児童も13.1%が1回目の接種を済ませている。

 1月16日午後8時までの新陽性者数の内訳は、RAT検査が11,858人、PCR検査が17,646人となっている。

 2022年1月初めにNSW州保健局が発表したモデリングでは、コロナウイルス感染者は今週中に4,700人程度でピークを迎え、またICU収容者も273人でピークを迎えると予測されている。
■ソース
Number of COVID-19 patients in NSW ICUs climbs past 200

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